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ミスが出ては勝てない。史上初、4年連続決勝戦への進出を目論んだ駒大苫小牧が初戦で広陵に4-5と敗れた。凹んだ気分を変えるべく、ボクの中でのベストゲームについて触れようと思う。別にネタに困っている訳ではないけど、懐かしさを共有したく昨年アップした記事を一部加筆・訂正して再掲載する。

死闘、延長18回1979年(昭和54年) 61回目の夏、星稜3-2のリードで迎えた延長16回裏2死。箕島の6番森川が放った打球は一塁側ファウルグラウンドの夜空に力なく浮かんだ。歓声と悲鳴がどよめく中、一塁手加藤がカクテル光線の中に揺れる白球を追いながら後退する。誰もが終わったと思った瞬間まさかの転倒、白球は無情にも乾いた地面に転がった。

延長18回の死闘を演じた箕島対星稜戦。ゲームは互いに譲らず12回表に星稜が1点入れると箕島はその裏2死から1番嶋田のホームランで同点に追いつき、16回表星稜が1点を挙げて再び突き放したその裏、簡単に2死まで追い込まれた箕島ナインが敗戦を覚悟しながら打球の行方を追った後に生まれた余りにも有名なシーンである。

生き返った森川は5球目を叩き、ホームランでまたまた同点に追いつき、再試合を目の前にした18回裏、1アウト一二塁で5番上野がレフト前ヒットし箕島が劇的なサヨナラ勝ちを収めた。こうして3時間50分に及ぶ世紀の一戦は幕を降ろし、その勢いで箕島は春・夏連覇の偉業を見事達成した。長いこと甲子園を見続けているボクにとって最も深く記憶に残るゲーム。「こ、甲子園にはやっぱり魔物がおる!」と思い知らされたのだった。

「プロ野球は観ないけど、高校野球は大好き」という人がボクの周りに結構いる。打球を追うひたむきな姿、後がない1戦1戦の真剣勝負、郷里の期待を背負い戦い合う様は時に見る者へ感動を与え涙さえ誘う。いくつも重なる甲子園ならではの“筋書きのないドラマ”に引き込まれてしまうからだろうか、日本にしかない独特なこの野球文化の祭典がボクも大好きである。

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この記事へのコメント
2007.08/11(土) [荒野鷹虎]
2007.08/12(日) 高校野球[妃垣俊吾]
2007.08/12(日) 懐かしいの高校野球[まきこ]
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