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この歳になると ちーっとも嬉しくないのだが、このブログを始めて今日で2回目の誕生日を迎える。自分でも認める実年齢以上の耳年寄りで、未だに「サバを読んでいる!」とかみさんから強い主張を受け続いているが、この程そんなボクをまた更にパワーアップさせる新アイテムの入手に成功したのだった。

延長十八回終わらず2週間程前 プラっと古本屋に足を運んだ時に購入しここ数日で読み上げたのがそれなのだが、タイトルは『延長十八回終わらず』(田澤 拓也:著)。1969年(昭和44年)、第51回夏の大会の決勝戦で繰り広げられた松山商と三沢の死闘を克明に記したノンフィクション作品である。

野球ファンならば、言わずと知れた名勝負。奇しくもイニング数こそ違え今年の夏も同じ歴史が刻まれた。さすがに記憶にないのだが、この本を読むとまるでリアルタイムに観戦したかのような錯覚に陥る。18回表裏の全ての攻防が細かく描写されており、知りもしないのに「あぁっ、あの試合はホント凄かったぞぉ」などと知ったかぶり人間を形成させる程にだ。

著者自ら一人一人を取材した出場選手の横顔、生い立ち、現在(平成6年当時)の悲喜こもごもな姿も奥深い。18回、互いに点を与えない井上、太田による手に汗握る投手戦。運命を分けた1球とワンプレー。子供の頃から読書感想文が大の苦手だったボクには到底表現できない圧巻な内容である。

「野球は素晴しい」、読後改めてそう感じる事ができる。機会があれば是非、推奨の一冊だ。来年の夏、再び引っ張り出して読んでみようと思っている。もっと深く心に染みるだろうなぁ。

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この記事へのコメント
2006.10/01(日) 三沢vs松山商[シルク]
2006.10/01(日) toシルクさんへ[kane]
2006.10/01(日) [晴]
2006.10/01(日) [高校野球を知る]
2006.10/01(日) to晴さんへ[kane]
2006.10/01(日) to高校野球を知るさんへ[kane]
2006.10/02(月) うむむ![nino]
2006.10/02(月) 高校野球[妃垣俊吾]
2006.10/02(月) to ninoさんへ[kane]
2006.10/02(月) to妃垣俊吾さんへ[kane]
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