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その時間、親戚一同がTVの前にいたに違いない。我家でも試合の始まる前からきっちり着座し、試合に挑む当人でもないのに心持ち緊張しつつ今か今かと首を長くしてその時を待っていた。全ての用事や誘いを断ってまで釘付けになる日を3度も経験することができたのだから今思えばホント幸せだ。

荒木大輔、優勝ならず以前も触れたけど、1980年(昭和55年) の第62回夏の全国高校野球選手権大会に北北海道代表としてボクの親戚が甲子園の土を踏んだ。歳も近く幼い頃から可愛がってもらった兄貴的存在なので応援にもそりゃ否応なしに力が入った。出場したチームの名は旭川大学高校、通称旭大(きょくだい)。トップバッターで主将を務めていたのがボクの親戚で、躍動するその姿はあまりにも眩しく何だか遠い存在に映ったものである。

一つ下の2年で4番に座り打線を引っ張っていたのがのちにバファローズの“いてまえ打線”の一角を担った鈴木貴久さんだ。初戦、その鈴木さんの活躍もあって日向学院を相手に延長13回、2点を奪われた裏に3点を挙げてのサヨナラゲームの死闘を演じ4-3と勝利、2回戦でも南宇和を3-2で撃破する快進撃。試合内容も逆転に継ぐ逆転で親戚じゅう飲めや唄えやのお祭り騒ぎ、祝電を打ち、寄付金を送り、そりゃーもう大忙しだった。

結局3回戦でのちにタイガースに入団したマイク仲田のいる興南高校に14-0と大敗し甲子園を後にしたけど、もの凄くエキサイティングな日々を送った。この大会、互いに初の栄冠を賭け決勝で激突したのは愛甲(のちにオリオンズ)率いる横浜高校とそこまで44回1/3無失点の記録を引っさげて登場した16歳の1年生エース荒木大輔(のちにスワローズ)を擁する早稲田実業。結果は6-4で横浜が勝ち見事3,270校の頂点に輝いた。

親戚の姿を追いながら目を皿のようにして数々の試合をチェックしていたせいか、全体の記憶が過去の大会の中で一番鮮明に残っている。いゃ~っ、“暑くてそれでいて熱い夏”だった…。

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2006.08/12(土) [面魚]
2006.08/12(土) to面魚さんへ[kane]
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