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ここまでパ・リーグの2位につけ大健闘と言っても過言ではない成績を残しているファイターズ。ダルビッシュが抜けた穴を特段補強もぜず現有戦力でしゃにむに埋めている状況にあるが、中でも目を見張る活躍をしているのがマー君のハズレ1位で入団し今年で6年目を向かえる左の大器「吉川」の存在である。

栗山監督入団1年目の5月から早くも一軍に昇格し一時は先発ローテーションの一角に定着。制球に課題を残しながらも初完投を完封勝利で飾るなどで4勝を挙げ、日本シリーズでも高卒新人としては稲尾・堀内・石井一久以来の先発登板を果たすなど、期待以上の活躍を見せた。

しかし、2年目以降課題である制球難が克服できず、ここ3年間は未勝利に。本人も首を覚悟していた最中に就任した栗山監督から「お前がヒットを打たれようが、四球を出そうが俺には関係ない。お前が納得のいくボールを投げていればそれで良いんだ!」と激励され覚醒に繋がったというエピソードがある。

将来を見据え、結果が残せない中田を4番から外さず起用し続けたり、佑くんに責任と自信を付けさせるために最後まで投げさせり、“打順は日替わり投手は分業制”が当たり前の現代野球において逆行している感があるけど、ボクの子供の頃はこんなシンプルな采配で選手を育てる監督が多かったように思う。

稲葉、賢介らの主力が口を揃えて「とにかく熱い方」と語るようにチームにその情熱が確実且つ充分に浸透している。極端に現役生活が短く終わるも その後名監督になった西本幸雄や上田利治の姿がぼんやり重なるのは気のせいだろうか?栗山英樹―、こりゃ意外にその器を備えている指揮官かもしれない。

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