先日「マツダオールスターゲーム2012」のファン投票結果が発表され我がファイターズの選手が8人も選出された。佑くん、中田、陽の若手に鶴岡、久、糸井、稲葉、スレッジといった面々だ。打撃好調の賢介が選ばれずどうしてこの成績でこの選手が…、と思う部分もあるけど何はともあれ素直に嬉しい。

オールスターゲームのことをメジャーでは「ミッドサマー・クラシック」(真夏の祭典)と呼び、日本では「夢の球宴」と呼ぶ。これはこれで非常に味わい深いネーミングだが、交流戦がスタートしたことでセ・パの対抗色が薄れてきた感は否めず「夢」などという表現にも年々違和感を覚えるようになってきた。
「夢」に相応しい時代の球宴男と言えばリアルタイムで観ていないものの1971年(昭和46年)に9連続奪三振を記録した江夏が真っ先に出てくる。実は記録は「9」ではなく、前年から数えると「14」にまで伸びていたことをご存じだろうか?それをくい止めたのは野村克也で、結果は当てるだけの二塁ゴロだった。
試合後ノムさんは「パ・リーグで育った人間としてこれ以上恥をかく訳にはいかない!」と語り、勝利への意地と所属するリーグに対する強い誇りと忠誠心を露にしたと云う。戦後初の三冠王のプライドをかなぐり捨ててまで軽打した事実は、当時の江夏の偉大さを充分に表すエピソードとして語り継がれている。
今年は、こんな後世に残るような試合に出会えるだろうか。
それには ちょいと、役者が足りないかもしれない…。
人気blogランキングへ FC2 Blog Ranking

オールスターゲームのことをメジャーでは「ミッドサマー・クラシック」(真夏の祭典)と呼び、日本では「夢の球宴」と呼ぶ。これはこれで非常に味わい深いネーミングだが、交流戦がスタートしたことでセ・パの対抗色が薄れてきた感は否めず「夢」などという表現にも年々違和感を覚えるようになってきた。
「夢」に相応しい時代の球宴男と言えばリアルタイムで観ていないものの1971年(昭和46年)に9連続奪三振を記録した江夏が真っ先に出てくる。実は記録は「9」ではなく、前年から数えると「14」にまで伸びていたことをご存じだろうか?それをくい止めたのは野村克也で、結果は当てるだけの二塁ゴロだった。
試合後ノムさんは「パ・リーグで育った人間としてこれ以上恥をかく訳にはいかない!」と語り、勝利への意地と所属するリーグに対する強い誇りと忠誠心を露にしたと云う。戦後初の三冠王のプライドをかなぐり捨ててまで軽打した事実は、当時の江夏の偉大さを充分に表すエピソードとして語り継がれている。
今年は、こんな後世に残るような試合に出会えるだろうか。
それには ちょいと、役者が足りないかもしれない…。
人気blogランキングへ FC2 Blog Ranking
スポンサーサイト
ここまでパ・リーグの2位につけ大健闘と言っても過言ではない成績を残しているファイターズ。ダルビッシュが抜けた穴を特段補強もぜず現有戦力でしゃにむに埋めている状況にあるが、中でも目を見張る活躍をしているのがマー君のハズレ1位で入団し今年で6年目を向かえる左の大器「吉川」の存在である。
入団1年目の5月から早くも一軍に昇格し一時は先発ローテーションの一角に定着。制球に課題を残しながらも初完投を完封勝利で飾るなどで4勝を挙げ、日本シリーズでも高卒新人としては稲尾・堀内・石井一久以来の先発登板を果たすなど、期待以上の活躍を見せた。
しかし、2年目以降課題である制球難が克服できず、ここ3年間は未勝利に。本人も首を覚悟していた最中に就任した栗山監督から「お前がヒットを打たれようが、四球を出そうが俺には関係ない。お前が納得のいくボールを投げていればそれで良いんだ!」と激励され覚醒に繋がったというエピソードがある。
将来を見据え、結果が残せない中田を4番から外さず起用し続けたり、佑くんに責任と自信を付けさせるために最後まで投げさせり、“打順は日替わり投手は分業制”が当たり前の現代野球において逆行している感があるけど、ボクの子供の頃はこんなシンプルな采配で選手を育てる監督が多かったように思う。
稲葉、賢介らの主力が口を揃えて「とにかく熱い方」と語るようにチームにその情熱が確実且つ充分に浸透している。極端に現役生活が短く終わるも その後名監督になった西本幸雄や上田利治の姿がぼんやり重なるのは気のせいだろうか?栗山英樹―、こりゃ意外にその器を備えている指揮官かもしれない。
人気blogランキングへ FC2 Blog Ranking

しかし、2年目以降課題である制球難が克服できず、ここ3年間は未勝利に。本人も首を覚悟していた最中に就任した栗山監督から「お前がヒットを打たれようが、四球を出そうが俺には関係ない。お前が納得のいくボールを投げていればそれで良いんだ!」と激励され覚醒に繋がったというエピソードがある。
将来を見据え、結果が残せない中田を4番から外さず起用し続けたり、佑くんに責任と自信を付けさせるために最後まで投げさせり、“打順は日替わり投手は分業制”が当たり前の現代野球において逆行している感があるけど、ボクの子供の頃はこんなシンプルな采配で選手を育てる監督が多かったように思う。
稲葉、賢介らの主力が口を揃えて「とにかく熱い方」と語るようにチームにその情熱が確実且つ充分に浸透している。極端に現役生活が短く終わるも その後名監督になった西本幸雄や上田利治の姿がぼんやり重なるのは気のせいだろうか?栗山英樹―、こりゃ意外にその器を備えている指揮官かもしれない。
人気blogランキングへ FC2 Blog Ranking