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つい数時間前のこと、仕事がひと段落してダバダ~♪っとコーヒーブレイクしている時にひょんなことから漫画『ドカベン』の話になった。明訓時代からプロ野球編に至るまで「我こそが一番の愛読者なのだ」と言わんばかりに激論する中、山田太郎を苦しめた投手の一人として“木下次郎”の名前が飛び出した。

近田豊年夢中になった読者なら覚えているだろう、両投げ投手(スイッチピッチャー)として登場した通称“わびすけ”と呼ばれるキャラクターだ。すぐさまボクは「漫画の世界だけじゃなくて、一昔前にプロ野球の世界にもいたんだぜッ」などと、ちょいとニヒルに知識をひけらかしたのだった。

昨年、ヤンキース傘下の1Aスタテンアイランドで両投げの新人パット・ベンディット投手がデビューしたのは記憶に新しいけど、遡ること今から22年前の1987年(昭和62年)に南海ホークスにドラフト外で入団した近田 豊年(ちかだ とよとし)こそが、日本プロ野球史上唯一登場したスイッチピッチャーなのである。

1988年(昭和63年)に1試合だけ1軍登板。しかし、この登板では左投げのみのプレーで公式戦では両手投げを披露することはなく短い選手生活を終えている。キャンプ等で見せたオーバースローの左投げとアンダースローの右投げが変幻自在に魔球を操る漫画のヒーローのように感じたけれど、これこそ本当の「個性」というもの、また出てきて欲しいなぁこんな投手が。

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