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米田 哲也 (よねだ てつや)

以前このカテゴリーで触れた昭和の名プレーヤー江藤慎一氏が亡くなられた。そこで今回はその江藤氏と同世代で金田に次ぐ歴代2位の通算350勝を挙げた大投手を紹介する。低迷する時代からチームを支え、入団2年目から19年連続2桁勝利をマークするという不滅の大記録を打ち立てた選手でもある。

米田哲也1938年(昭和13年)、鳥取県境港市生まれ。境高時代、監督の勧めで捕手から転向するとその素質に一躍注目が集まり1956年(昭和31年)にプロの世界へ足を踏み入れる事になるが、タイガースとの二重契約が発覚しコミッショナーの裁定の末 晴れてブレーブスへ入団した。

1年目にいきなり9勝すると2年目には早くも21勝16敗、防御率1.86という好成績を残し一気にエースの座に登りつめる。1966年(昭和41年)に25勝で最多勝、1968年(昭和43年)には自己最多となる29勝でチーム2度目の優勝に貢献しMVPを獲得する。1971年(昭和46年)には通算300勝の偉業を達成した。

ベテランの域に入り直球が衰えると「ヨネボール」と呼ばれるフォークボールを決め球に奮闘するも登板機会が減り、1975年(昭和50年)のシーズン途中にタイガースへ移籍する。1977年(昭和52年)にバファローズに渡るも僅か2勝に終わるとこの年限りで現役を退いた。退団後は解説者を経てタイガースなどで一軍の投手コーチを務め2000年には殿堂入りを果たしている。

【 生涯通算成績 】(実働22年) 949試合登板、350勝285敗、2S、防御率2.91、最多勝1回、最優秀防御率1回、最多奪三振1回、MVP 1回

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