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トニー・ソレイタ
(Tolia Solaita )


今一つ盛り上がりに欠けた球宴も終わり、来週から後半戦が始まる。49勝34敗4分、貯金15で2位マリーンズに3ゲーム差をつけて9年ぶりの首位ターンを果たし、益々期待が高まる我がファイターズ。今回はそのファイターズに過去在籍し「サモアの怪人」と呼ばれていた助っ人強打者について綴ってみる。

ソレイタ1947年、アメリカ領サモア諸島生まれ。ミラコスタ大を経てヤンキースやブルージェイズなどメジャー5球団を渡り歩きプレーするが、実績がありながら32歳にしてわざわざ日本球界へ“コネなし”で単身テスト入団を受けに来日し、1980年に晴れてファイターズへ入団する。

1年目は打率こそ.239と振るわなかったものの45本塁打を放つなど活躍。翌1981年には打率.300、44本塁打、108打点と秀でた成績を残し本塁打と打点の二冠に輝き、同期入団のクルーズと共に19年ぶりとなるリーグ優勝の立役者となるが、シーズンMVPはチームメイトの江夏に僅差で敗れ涙を流した。

1983年にも4年連続30本塁打以上をマークするなど大きな戦力だったが、酒に酔いホテルで暴れた事がきっかけとなり解雇されてしまう。退団するのと同時に現役を引退し故郷へ帰国、政府の教育局体育部で働いていたが1990年、土地の取引をめぐるトラブルに巻き込まれ路上で射殺された(享年43)。

【 生涯通算成績 】(実働4年) 510試合出場、479安打、155本塁打、371打点、打率.268、本塁打王1回、打点王1回、最多勝利打点1回

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