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榎本 喜八 (えのもと きはち)

前回同様、背番号「3」を付けていた名選手を紹介する。18シーズンに渡る使用は、今季20年目を迎える立浪には及ばないが、ミスターや衣笠を超え今も尚パ・リーグの最長記録だ。現役時代を知らないうえにOBとして球界に寄与していない人物であったため、ボクにとっては正に伝説のプレーヤーである。

榎本喜八1936年(昭和11年)、東京生まれ。早稲田実業で3度甲子園に出場するがプロからの誘いがなく1955年(昭和30年)に毎日オリオンズのテストを受け入団する。オープン戦の活躍で開幕からいきなり5番に起用されると打率.298、16本塁打の成績を残し見事新人王を獲得した。

1960年(昭和35年)に打率.344、170安打で初の首位打者に輝くと、翌年も打率.331、180安打、更に翌年も打率.331、160安打を記録し、毎年ヒットを量産する事から球界で初めて「安打製造機」と呼ばれる。1966年(昭和41年)には打率.351で2度目の首位打者になると共に4度目の最多安打をマークした。

1968年(昭和43年)、日本球界最年少となる31歳7ヶ月で2000本安打を達成。1972年(昭和47年)には西鉄ライオンズに移籍し同年限りで引退した。引退後はコーチや監督など指導者としての活動もなく球界との付き合いを絶ち、条件を満たすも一度も参加しないため名球会からも脱会扱いとされている。

【 生涯通算成績 】(実働18年) 2222試合出場、2314安打、246本塁打、979打点、打率.298、首位打者2回、最多安打4回、新人王

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