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スワローズとの首位攻防4連戦を制し球団史上初の連覇に肉薄したドラゴンズ。落合監督の解任発表以来驀進し、あッ!という間にマジックを点してしまった。2004年に就任後全てAクラス、3度のリーグ優勝を果たし2007年にはCSで復活後日本シリーズを制覇。戦績だけ見ればもの凄く素晴らしい指揮官だ。

連覇でも解任される落合監督なのに さよならバイバイ。不可解な解任劇で印象に残るのは近いところでは、1994年(平成6年)にリーグ5連覇を果たしながら監督の座を追われた元ライオンズ監督の森祇晶だろう。実に9年間でリーグ優勝8回、日本一6回という驚異的な成績を残したにも関わらず、である。

「解任」の理由のひとつが今回同様観客動員数の減少だったが、監督本来の仕事はチームを束ね勝利を追及することであり、監督の人気で客を呼ぼうとするのはフロントの怠慢。ファン感謝デーをスッポかす。気安くサインに応じない。何様のつもり!的行為も確かに要因かもしれないが、何だか違う。

最大の理由はその観客動員数を改善しなければならない程逼迫した球団の財政面にあるようだ。チーム成績が良くても伸びない現実、落合政権の過去7年間、球団の収支が黒字になったことは一度もないと云う。勝利より金を選んだということか。なのに新監督は高木守道、「これで良いのかドラゴンズ?」

勝てば官軍負ければ賊軍、もあったもんじゃない。

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満員に膨らむスタンドから無数の紙テープが乱れ飛び、まるで優勝したかのような騒ぎだ。実際中継を観ていた訳じゃないのにスポーツニュースの映像でもその興奮が充分に伝わる。駆け寄るチームメートの輪から宙に舞い、帽子で涙をひた隠し喜びを噛みしめている山本昌の姿が印象的で何度も痺れた。

山本昌200勝達成

一時足踏みするも、ついにプロ野球24人目の通算200勝を達成、しかも最後までマウンドを譲らずジャイアンツ相手に完投勝利でその瞬間を飾ったのは見事の一言。ドラゴンズに所属した投手では杉下茂以来51年ぶりの快挙だが、昭和生まれの前例はなく投手として球団史上初となる名球界入りを果たした。

42歳11ヶ月での大台達成は史上最年長。また、ジャイアンツ相手の39勝は村山実に並ぶ歴代3位タイの数字、併せて若林忠志が持つ42歳8ヶ月の最年長完投記録を3ヶ月更新するというおまけも付いた。野茂が去り清原が引退を示唆する中で放たれた輝きは我々オジさん連中にとって頼もしくも誇らしい。

甲子園で脚光を浴びた藤王や三浦の陰に隠れ入団、プロ入り後4年間芽が出ず勝ち星のないスタートから成し遂げたのも球界初であり、「腐らず努力すれば報われる」という事を後進の選手に無言で示したようで何だかカッチョ良い。あと数日で43歳を迎える25年目遅咲き左腕の挑戦はまだ終わりそうにない。

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60%の減額提示に憤慨し「病院に誰も顔を出さない」「球団から愛を感じない」と本筋からいささか離れた感情的な意見まで発し今年の1月にバファローズを退団したノリ。浪人も覚悟していた最中、落合監督からの誘いに救われテスト生から始まった波瀾万丈の2007年が昨日満面の笑みのまま締めくくられた。

ノリ、一発サインレギュラーシーズンに130試合出場し打率.293、20本塁打、79打点をマーク、日本シリーズでも18打数8安打、打率.444、4打点でMVPに輝くなど、「拾ってもらった恩は必ず返すのだ!」と言わんばかりの活躍を見せ、計り知れない充実感と自信に満ちた表情も覗かせた。

金髪に染めた頭に口の周りに蓄えた髭、真摯に取り組んでいるようには採られにくい以前の損なイメージも「契約して頂けるだけで、ありがたい」と丸刈り頭で答えられてはすっかり印象も変わってしまう。金額には特に拘らないという謙虚な姿勢も“純粋に野球ができている”喜びから来るものに他ならない。

指導者になりうる将来を見据えた時、今年の成功は後に大きな財産になるだろう。挫折を味わってこそ体験できた喜びは、あのまま高額年棒を引き出す交渉を繰り返していた環境では感じる事ができなかったものだ。原点を忘れなければ、むしろこれからの野球人生の方が価値あるものになるように思うが。

そんな意思の表れか、背番号「99」は来季も変わらない。

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現有戦力の活躍はもちろん、“谷、小笠原”らの補強の甲斐もあって5年ぶりのリーグ優勝を飾ったジャイアンツ。しかし、日本シリーズへの出場権を逃してしまったがために計画していた優勝パレードをキャンセルする等、選手を始めファンにとっても茫然自失、且つ何とも消化不良なシーズンになってしまった。

気になる福留のFA動向クライマックスシリーズという新たな制度の犠牲になった感もあっのだろう「勝つためなら何をやって良い」とちょいとトンチンカンなナベ○ネくんの言葉を受けてか、今年もFA選手の争奪戦に目がないようだ。「何でも欲しい病」は未だ一向にその進行の勢いを弱める気配がない。

国内かメジャーか、本人の目線がどこを捉えているか解らないが、福留がFA宣言した場合、真っ先に4年総額17億円とされているドラゴンズの提示額を上回る条件で獲得に乗り出すのだと云う。「自前で育てるよりさ、そっちの方がてっとり早いじゃん」と言わんばかりに更に“寄せ集め”編成を推進しそうである。

もはや生え抜きよりも外様の方が多くなったジャイアンツの先発メンバー。苦虫を噛み潰したような表情を見せているG党も少なくないはずだ。カープの新井獲りが噂されているタイガースもこれに参戦しそうで、豊富な資金源で有力選手をかき集める正にヤンキース&レッドソックス状態に。いくら同じ歴史のある人気球団とは言え、そこは一緒じゃなくても良いんじゃない…?

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土・日だというのに名古屋に出張して来た。自宅に戻ったのが夜の11時過ぎという事で さすがにPCに向う気力は残っておらず、スポーツニュースを見ながらそのまま朝まで深い眠りに沈んだ。体力の衰えを隠しきれない立派なオジさんに成長したボクには、同世代の山本昌がより眩しく映ってしょーうがない。

山本昌、193勝目を飾る年齢を重ねるごとに球威が衰えるどころか更に増す傾向にあるのが驚きだ。全力投球で130km/hを出せなくなった時に潔く引退すると決めているらしいが、それはいつになるのやら 首位ジャイアンツを7安打3失点に抑え今季2勝目を飾り、きっちりと193勝目を手にした。

通算211勝を挙げた大正生まれの杉下茂をよそに、昭和生まれで“ドラゴンズ一筋”を貫いた投手の中では既に生涯最高勝利数をマークしており、晴れて通算200勝達成となれば、球団史上初となる名球会入会有資格投手となる。大きな故障さえなければ今季の達成は確実で、その日が今から待ち遠しい。

中部国際空港で見た夕日帰りの中部国際空港で夕日を眺めながらダラケていると「昌がんばれ!」という威勢の良い声が耳を突いた。目で追うと40代後半と思わしき女性がTVモニターに釘付けになっている。「そうか、ここは名古屋だった」と帰りしなになって初めて自分のいる場所を実感させられた。

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今日の午前中、預けた量も結構あったので、車でクリーニング屋に仕上がっているスーツなどを取りに行った。交通量が極端に少ない中小路にある小さな店で、時間にして3分程度で外に出てみると緑の帽子を被った中年の監視員が放置車両として違反標章ステッカーをマイカーに貼っている最中だった。

ノリ、晴れてドラゴンズへ入団何かの冗談だと思い話かけたが「あっ、これね、最寄の警察署でお願いします」と目も合わさず軽くあしらわれる。あまりの感情のない態度に怒りを通り越し矢吹ジョーのように白くなってしまった。駐車場などないし、店に顔を出し「ここ駐車禁止ですよ」と言えば済むことだろうに。

交通に支障をきたす場所ならば充分反省もしようが、何が目的かさっぱり解らない。TVや新聞で、たとえ1分でもダメとする取締改正内容を知ってはいたみのの、黒塗りやスモーク貼りの外車には目もくれず、やむなく腹痛で公園のトイレに駆け込んだ人に罰金を求めるケースなども少なくないらしいく、相変わらず“法”という奴は、強い者に弱く、弱い者に強いと実感する。

いつまでも引きずるのは嫌なので気持ちを入れ替えようと思うが、気持ちを入れ替えると言えば再出発を胸にテスト入団に挑んでいた中村がドラゴンズの育成選手として晴れて契約した。(なーんやそれ) 年俸は昨季の2億円から400万円に激減、背番号は「205」に決定。初心に返り頑張って欲しいものである。

納得いかない駐禁の反則金、15,000円が小さく感じるなぁ…。

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現場から遠ざかっているローズをテスト入団させようとするバファローズ、相変わらずビジョンがなく よー解らんチームだ。そのチームで主軸を期待されていた中村を、あくまでも育成選手枠での条件ながらドラゴンズが獲得に乗り出す事を決め、15日にキャンプ地の沖縄でこちらも入団テストを実施するようである。

ノリ、ドラゴンズにテスト入団か合格しても背番号は重たい200番台、年俸を400万円まで抑える方針らしく、2軍の公式戦とオープン戦に出場できその後1軍の試合に出場する事も可能になる環境が得られるとは言え、昨季2億円の年棒を得ていた選手としては「天国と地獄」程の厳しい隔たりが存在する。

代理人交渉を選んだにも関わらず「金額は二の次です」などと矛盾した発言を繰り返していたが、皮肉な事にそれは充分なカタチで叶えられそうな状況になった。獲得に興味を示す球団が浮かんでは消え、米独立リーグでのプレーや浪人まで覚悟していたのだから、もちろん贅沢を言える立場ではない。

「減額制限を超える球団のダウン提示を争点にすればこーはならなかっただろうに」と呆れていたが、“ノリブランド”なる小さな誇りに固執する事なく、屈辱を受け入れ、条件面を度外視しても働ける場を求める悲壮感みたいなものは伝わってくる。ゼロからの再出発に向け活路は開かれるのか、こりゃ注目だ。

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現役時代、本意は定かではないが“将来の選手のために底上げ”せんとし契約更改の席で常に主役を演じ続けて来ただけに否定できる立場じゃないだろうが、TVに生出演中にニュースを見た落合監督は微妙な笑顔を作りつつ「納得するまで、とことんやって下さい」と応援・擁護とも取れるコメントを残した。

福留、調停も辞さず視線の先にいたのは、昨季 打率.351、31本塁打、104打点で4年ぶりの首位打者、セ・リーグMVPにベストナイン、ゴールデングラブ賞、最優秀MEP賞、最高出塁率.438等に輝き、1億1500万円アップの3億7000万円を不服とし記者会見する自軍の看板、福留の姿だった。

過去の抑制と自身最高成績を残したという気持ちが、“最低4億円”の姿勢を崩させないようで、一方球団側は「ない袖は振れない」とヤンキース以上にかさむとする人件費率を説明、平静を装うも怒り交じりの困惑を隠しきれない。このまま平行線を辿る事は必至な状況で、互いに調停も辞さない構えにある。

「そんなに強気に出る程の成績か?」と首を傾げたくなるケースとは明らかに違い、また双方の考えや思いも理解できるだけに何とも意見しにくい。現役時代の落合のように調停までもつれても最後は笑顔で握手を交わせるような決着がもちろん望ましいが、今季取得するFA権に与える影響は少なくなさそうだ。

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若返りを急務とし仁志を放出しておきながら、若手の鴨志田・長田を交換要員に谷を獲るなんざ相変わらずジャイアンツらしい。谷は素晴らしい選手だし確かに戦力になるだろうが、せっかく出始めた矢野や亀井、鈴木などがまた中途半端な扱いにならなきゃ良いが…、とまたまた余計な心配をしてしまった。

堂上、仮契約そんな何ともすっきりしない気持ちを一気に吹き飛ばしてくれたのが、昨年の平田に続き、潜在能力豊かで将来の大砲として期待も高まる堂上が球団史上最高額タイとなる契約金1億円+出来高払い5000万円、年俸1000万円でドラゴンズと仮契約したというニュースである。

今更言うまでもなく父親は現役時代320試合に登板し35勝49敗7Sの成績を残したドラゴンズの投手で現在同チームの寮『昇竜館』の館長を務める照氏。兄は愛工大名電高で通算46本塁打を記録し甲子園に3度出場した左打ちの内野手、剛裕だ。“親子3人”で同じチームだもんなぁ、いや~っ凄い。

3年前、ナゴヤドームで行われたファン感謝デーで「リトルシニア東海選抜」の4番打者として出場、投手を務めた福留から左翼席へ本塁打を放ちインタビューで「いつかはここでプレーしたい」と語ったのは有名な話。実力もさることながらその夢を現実のものにした強運も何かを感じさせる楽しみな選手だ。

兄弟揃ってスターティングラインナップに名を連ねた試合で、我が子の成長に目を細めスタンドから見守る父親、なーんていうシチュエーションを思い浮かべるだけで涙腺崩壊の危機に陥る。そんな日を早く迎えられるようホント頑張って欲しい。

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プレーヤーはボクにとって自分の年齢を再認識するうえでの一つの鏡だ。同じ歳の選手がプロの世界へ入る時「頑張れよ、“タメ”たち」と応援にも力が入り、ベテラン扱いされれば「ベ、ベテナンってアンタ」と腰砕け、引退しその後コーチや監督に就任すると「もう、若くないのだぞぉ!」と現実を突きつけられる。

川相昌弘、引退この歳で同世代の選手がユニホームを脱ぐのは、若くして球界を去るのとはまた違った意味で寂しいものだ。ここ数年富にそんな機会が多くなりその都度重たいため息が出る。そしてまた一人、華はないが玄人好みのファンを魅了した川相が今季限りでバットを置くことになった。

1983年(昭和58年)、岡山南高校からジャイアンツにドラフト4位で指名され投手として入団するも直ぐに野手に転向し1989年(平成元年)にはレギュラーを獲得。シーズン66犠打の日本記録や1年を通じ試みた犠打47回を全て成功させるという離れ業も演じた。世界記録の533犠打は正に芸術の域である。

ジャイアンツで21年、ドラゴンズで3年、24年間長き現役生活を終える表情には涙はなく笑顔ばかり。気丈にも見えるその姿が余計に胸を詰らせた。2003年オフに一度は引退を決断するも紆余曲折あっての現役続行、その甲斐あってか完全燃焼したようにも映る。あのグラブさばき、粘り強いバッティング、球史に残る名選手の一人として後世に語り継がれるに違いない。

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