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来年3月に開催が迫る第2回WBCの監督問題が毎日のように取り沙汰されている。既定路線だった「星野案」は当然の話だが本人の意向で消滅し、引き出しの少ない機構側は暗中模索の状態に陥った。“国際大会は並大抵の人材では務まらない”というイメージが強く人選の幅を狭めているうえに、過去の実績やら あれこれ考えては自分の首を絞めているようにも映る。

相変わらずのナベツネ発言いくら急いでいるとは言え、つい先日まで「星野くん以上の采配ができる人物がいるかね?」と擁護していたナベ○ネくんが舌の乾かぬうちに本人の体調を無視し「王ちゃんに頼むしかないねぇ。コミッショナー以下、土下座して頼めば良い」と言い放った様にはさすがに呆れた。

確かにイチローの声の下、「“世界の王”の顔に泥を塗るような試合はできない」と一枚岩になった感がある前回大会を振り返ると選手を統率するカリスマ性もあり最も適任かと思うが、今の王さんにはあまりにも酷過ぎる。監督の器ばかりに目が行きがちで、「大丈夫なのか?」と不安さえ覚えてしまう今日この頃だ。

五輪と違い、手探りだった1回目に比べ選手の参加意識も変わりイチロー、松坂、岩村、松井(秀)らの一線級のメジャーリーガーがメンバーの大半を占めるだろう。主役はあくまでも実力も個性も豊かな選手であり、個人的には必要以上に前面に出ることなくサポートに廻れる指揮官の方が適しているように思う。

それでも敢えて「○○ジャパン」と呼びたいならば「イチロージャパン」で良い。彼にはそれ位の求心力が備わっているし、彼の周りに集う選手は監督の存在を翳める程の顔ぶれになるのだから。戦うのは選手、監督の“箔”で試合をする訳ではない。

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「一生懸命やったんだからしょーがない」と、労う程の寛大さを残念ながらボクは持ち合わせていない。むしろ将来のために今回の敗戦を何事もなく見逃すべきではないと思っている。“普通の重圧ではない”と言うが、それはどこの国も同じこと。選手選考の失敗や采配ミスはズブの素人目にも明らかだった。

星野監督の敗戦の弁説明するまでもなく、北京五輪に挑んだ星野ジャパンのことである。「金メダルしかいらない!」と鼻息も荒く史上最強と評した24人を選出し悠々と旅立って行ったが、予選を通じ4勝5敗と負け越しメダルにさえ届かず。一転し帰国した選手の足取りは一様に重たいものになった。

状態の良い選手を優先すべき短期決戦のセオリーもなく、精彩を欠く岩瀬を頑なに使い続けたり、エースとして指名したダルビッシュを敗戦処理同然に起用したり、首を傾げたくなるシーンが余りにも多過ぎた。ファウルで粘る打者にさえ盛り上がる韓国ベンチに比べ劣勢が続いたとは言えチャンスの場面でも声が出ない日本。気持ちの面でも既に負けていた感じがする。

予選の4連戦後に設けられた休日、練習に参加した選手が半分しかいなかったという情報を耳にした瞬間から結果を悟り大きな落胆こそなかったが、苛立たしさは暫し引きずる羽目に陥った。来年3月に開催されるWBCも「星野監督」の線が強いが、そこに手緩さが残れば同じことの繰り返しになってしまう。これを糧に覚醒し再び世界の頂点を目指して欲しいものである。

こんな結果論にも似た記事を綴るのはもうこりごりだ…。

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悲願の「金メダル」を目指し星野ジャパンの戦いがついにスタートした。二転三転する予測報道の中、結局エースのダルビッシュを先発に立たせ必勝を期したが5回途中4失点で無念のKO降板。打っても3本の併殺打などでチャンスを生かしきれずキューバに●2-4で敗れ、初戦を飾ることができなかった。

ダルで初戦黒星豪快さが多少影を潜めたもののスイングがシャープ、らしからぬ細かさも加わりしぶといキューバに対し 少ない好機をものにし磐石の投手陣で守り抜く本来の野球ができなかった日本。硬さも目立ち点差以上の敗北感をズシリと覚えてしまった。観るだけでも疲労困憊である。

コーナーを巧みに突く日本ならではのピッチングも判定にムラのある球審に幾度となく揉み潰されたのも痛かったが、これが国際試合というもの。「金」まで9試合全勝で行くのは明らか難しく「中には負ける試合があっても良いじゃないのッ、ねっ、ねっ、そうでしょ」と敗因を他のところに擦り付けつつ、無理やり自分に言い聞かせるも軽い凹みは未だ癒えない。う~む。

しかし、まだ戦いは始まったばかり。厳しい試合がこれからも続くが、まずは気持ちを切り替えて次なる台湾戦に臨むのみだ。キューバには決勝トーナメントでしかとリベンジである。

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柔道男子66㎏級の内柴に続き、北島康介が平泳ぎ100mで見事に「金メダル」を獲得した。しかも世界記録を塗り替えてしまうという驚愕の強さ。鍛え抜かれた力量もさることながら、ただただ そのメンタルの強さに脱帽するばかりだ。13日にキューバとの初戦が迫る“野球”も是非これにあやかりたいものである。

ロス五輪金メダル獲得

その野球日本代表の過去のオリンピック成績をざっと綴ってみるってーと、第1回目の1984年:ロサンゼルス(公開競技)…「金」、1988年:ソウル(公開競技)…「銀」、1992年:バルセロナ…「銅」、1996年:アトランタ…「銀」、2000年:シドニー…「4位」、そして前回のアテネ大会は「銅」メダルといった具合だ。

先述したように「金」を獲得したのは、まだ公開競技として実施されていたロス五輪だけ。なんと、この大会、予選で敗れ本来出場権がなかったもののキューバがボイコットしたため繰上げ決定した正に「たなぼた」参戦であり、当時は無論、伊東、宮本、正田、和田、広沢など、のちにプロ野球に進む多くの選手を擁すれどアマチュアのみのチーム編成で挑んでいた。

その後もアマだけでの戦いを続けるが、シドニーでようやくプロ混合という中途半端な体制で臨むがこれが裏目に出、初めてメダルを逃してしまい危機感も相まってアテネからオールプロで挑むも未だ「金」に届いていない。始め良ければ終わり良し(?)と言うし、「野球競技が最後とされる今大会は日本のモノなのだ」。悲願達成なるか、緊張の日々が刻々と近づいてきた。

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勝ち点「3」を死守しなければならなかったU-23男子サッカー日本代表の第1戦だったが、アメリカに0-1で敗れてしまった。本来のサッカーが出来れば決して組み難い相手ではないと言われていただけに残念。これが五輪という大舞台の壁ちゅーやつだろうか、少なからず敵は己の中にも存在するようである。

村田復活個人的にはサッカー以上に野球が気になる。今朝、地下鉄で「たかだか8チームの戦いだろッ、金メダルなんて楽勝じゃん」などと絵に描いたようなトンチンカンな野球オンチの言葉に多少イラッとさせられたが、「サッカーと同じ轍を踏むものか!」と果然応援モードが昂ぶった。

さて、重いニュースに隠れ、風邪による体調不良で出場さえ危ぶまれていた村田が退院し早速チームに合流するという朗報が届いた。稲葉や新井が万全の状態ではなく、マーくん、西岡、川崎も症状が軽いながらも相次ぎ不安視された時には肝を冷やしたが、これで何とか五輪本戦へ臨む態勢は整った。

13日(水)のキューバ戦には国際大会4勝負けなし、防御率1.46と抜群の安定感を誇る和田を先発させ、16日(土)の韓国戦と22日(金)の準決勝にダルビッシュを投入する予定のようだ。公式競技として最後になるかもしれない今大会、「てっぺん」にはためく日の丸と歓喜に沸くナインの姿をぜひ見てみたい。

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胸の「日の丸」に手をあて想い想いに国家を斉唱する。多くの人が真っ先にイメージする光景は緑のピッチに並列するイレブンの姿だろう。世界の檜舞台に上がる事を夢見、幼い頃から憧れ、目標とするジャパンブルーのユニホーム。国民の期待を一身に背負い、何はさておき優先される最高峰の集団である。

誇り高き日本代表長くその一体感を羨ましく思っていた。代表選手を抱える各クラブ共、一時的な戦力ダウンなど意に介さず、どこか誇らしげにサポートする姿勢を貫いている。サッカーに出来てなぜ野球はできない?国際大会の歴史の差だけではない閉鎖的な「体質」が確実に存在していた。

しかし、ここにきて野球界も「うちの選手は出さん!」と言って憚らなかった球団が「解った、許すっ」になり、一部静観派は残るも今や「選手が望むならサポートしようじゃないの」と積極的な姿勢を示すまでにようやく変化してきた。“国際大会=アマチュア出場”から脱却し、アジアはもとより各国のレベルが拮抗してきた事に対する危機感や競争意識の表れのようにも映る。

「迷う必要はない」とWBCのメンバーに意気揚々と参加したイチローが、改めて日本代表に選ばれる事の“誇り”を教えてくれた。来年の北京がオリンピックでは最後の国際試合になるやもしれないが、代表入りがプロ野球選手を目指す子供たちの“もう一つの大きな夢”になる日もそう遠くはないような気がする。

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精神衛生上、大変よろしくない。ファイターズ戦の大一番でも軽い動悸や目まいに襲われ「救心」を服用しなければならないような状態に陥るというのに、後がない国際試合となれば尚更だ。特に相手は宿敵韓国、サッカー同様必要以上に気合を剥き出しにかかってくる相手に断じて屈する訳にはいかない。

稲葉、値千金の適時打持ち帰った仕事をしながら横目で観戦しよと思っていたが、直ぐにそんな器用な事はできないと気づかされ、どっぷりとTVに釘付けに。初回に失点するも直ぐに逆転し成瀬-川上-岩瀬-上原の必勝リレーで4-3と辛くも勝利、4時間を超える死闘を制し北京に王手をかけた。

ピンチを抑える度に飛び出すガッツポーズ、加点に賑わうベンチ、ウイニングボールが新井のミットに収まった瞬間にはまるで優勝したかのような歓喜の渦が広がった。いかに選手がこの戦いに強い想いを持って挑んでいたのかが解るというもの。ボクも独り狂喜乱舞し、かみさんに怒られたのは言うまでもない。

痺れるような試合を楽しめたのも開局50周年特別番組として最後まで放送してくれたテレビ朝日のおかげ、ホントに感謝だなぁ。さて、台湾戦に勝てば文句なし、負けても0-1、1-2なら来年8月の北京五輪切符獲得が決まる。 ダルビッシュが快刀乱麻のピッチングでそれをググッと手繰り寄せてくれるはずだ。気を抜かず慎重にあと一つ、目標はアジア突破ではない。

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昨年開かれたジャイアンツのOB会を始め一部から根強い続投待望論が出ていたが、当然、ミスターが務められるはずがない。無理に説得しようとする者が現れた日にゃ、ルーテーズばりの「ヘソ」で投げる華麗なるバックドロップに延髄切り、最後は卍固めあたりでケチョンケチョンに退治するつもりでいた。

星野ジャパン誕生そんな妄想的な心配には及ばず、予てからの噂通り星野氏が根来くんらから要請され北京五輪の日本代表監督就任を受諾した。25日に日本代表編成委員会で正式に発表されるが、晴れて「星野ジャパン」の誕生である。プロ、アマ側の総意が“野球魂”に火を点けたようだ。

昨夜、日テレ系のニュース番組「ZERO」にその星野氏が生出演しており、もちろんチェック。体調不良を理由にタイガースを退団した現在、回復の方はどうなのか?の質問に対し「今はすっかり良いが、もしこの先 野球で体調が崩れてもそれは本望ですよ」と答え、相変わらず男気丸出しの姿勢を貫いていた。

更に「韓国や台湾は必死、メジャーリーガーもアジア予選から戻ってくるという噂もある」とライバルを分析、早くも戦闘モードだ。残念ながら2012年のロンドン五輪で除外が決定している野球競技。WBCで世界一に輝いた日本がその最後の舞台でどんな結果を残すのか、人選を含め今から楽しみである。「最強メンバー」が組めるよう、各球団のサポートにも期待したい。

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記念すべき第1回目のWBCが日本の優勝で幕を閉じた。興奮冷めやらぬとは正にこの事で昨日は一日中世界一の余韻に浸ることができた。今こうしてWBCの話題に触れているのも、その感動をまだ引きずりたい気持ちの表れに他ならない。

WBCから一夜明けて当初WBCの参加にあたり開催時期や運営方法、収益配分がメジャー35%に対して日本は7%に抑えられるなどといったあまりにも偏ったMLB主導の進め方に反発し、選手会側も難色を示していた時期もあったが、結果的にはその意向に押し切られるカタチで参加した感がある。

初めての試みなので致し方ない部分があれど、投球数の制限、中立国の審判を立てない試合進行、あってはならない低レベルな誤審、極めつけはアメリカが昨年の夏に勝手に決めてしまっていた組み合わせなど、多くの問題が露呈し各マスコミ媒体に取り沙汰される結果になった。

しかしながらその反面、個人的には強引ながらも一歩を踏み出すきっかけを創りWBCを確立してくれたアメリカに感謝している。そうしなければ何も生まれてなかった訳だし。今後に繋がる改善を図るべき膿を出せたのも大収穫と言える。レギュラーシーズンを盛り上げるためのエキシビジョンとしか捕らえていなかったアメリカの意識と運営両面の見直しに期待したい。

参加国の広がりと環境整備が必要不可欠だが、将来的にはサッカーのように開催国を持ち回り、出場を辞退させる者も、する者もいなくことが理想だ。3年後の大会には各国共、目の色を変えて挑んでくることは必至、更にレベルの高い戦いが繰り広げられれば、世界的規模のスポーツイベントとして認知される日もそう遠くはないはずである。

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ヨッシャーッ!! 世界一だぁ!

歳のせいか最近すっかり涙腺が脆くなりホントに弱ったものである。優勝が決定した瞬間、「オレは今、モウレツに感動している」と叫びながら頬を濡らす星 飛雄馬ばりに思わず涙してしまった。夏の甲子園で流れる「栄冠は君に輝く♪」を聞くだけでウルウルする男である。カッチョ悪いがこりゃ無理もない。

日本、世界一

ペトコ・パークで行われた決勝で見事強豪キューバを10-6で下し日本がWBC初代王者に輝いた。初回から今江の適時打などで4点を先取、5回には多村の内野安打などで更に2点を追加。投げてはMVPに選ばれた松坂が初回いきなりパレに本塁打を許すものの4回をその1失点に抑える期待どおりの好投を見せた。一時は1点差まで詰め寄られたが9回にイチロー、福留のタイムリーなどで突き放し最後は大塚が締めくくった。

ここまでWBCに関連する記事を書くこと25回。参加が決定し今日に至るまで長く注目してきただけに喜びもひとしおだ。日本に野球が伝えられて134年、正力松太郎の下、プロ野球が誕生し72年、途中、敗退を覚悟する場面もったが、長い野球史の中でも最高の栄冠であり、快挙ではないだろうか。

日本の野球が世界に通用することを証明でき、目標にしてきた“アメリカ野球”にも決して劣ることがないことを知らしめることもできた。この興奮する気持ちはぬかどこにどっぷり漬かった漬物のごとく深く野球を愛するファンじゃないと共鳴できないのかもしれない。冷めたカミさんの視線を見るにそれは明らかだ。「解らんかなぁ、この感動が」。

ティファニー製チャンピオントロフィーが日本に渡る。ベースボールというスポーツがある限りこの栄誉は未来永劫に失うことはない。様々な問題が露呈したが、WBCが今後未来の子供たちの目標になるような永く繁栄する大会になるように願わずにはいられない。歴史の瞬間を見届けられたことを後生に自慢できるものになるように。

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