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我がファイターズには主力選手が抜けると翌シーズンに優勝するというジンクスがある。それを象徴していたのが'07年。前年、44年振りに日本一に輝いたが、オフに新庄・小笠原・岡島が退団しても連覇し、'09年もマイケル中村、そして昨年はダルビッシュを放出しながらもしっかりペナントレースを制している。

悩める栗山監督3度に渡る驚異の再生力は決して偶然ではない。例年いたら使わざるを得ない一軍半クラスの選手を大幅にリストラし、若手を一気に使って一気に育てることを断行。主力が穴を嘆くよりも、若手を思い切って使える環境を優先して整えたからこそ成し得た結果のように思う。

昨年オフ、今度は糸井と賢介がチームを去った。二人共、打撃・守りの両面で中心的な存在だっただけに致命傷になりかねない状況だけど今回も計算尽くで大丈夫なのだ!と無理に前向きでいた。糸井がいれば大谷や谷口らの出場機会が減るし、賢介の後釜は西川である程度いけるはずだ、、と。

ただ、思惑と外れ実際は予想以上にカバーできずにいる。大谷は二刀流の影響で中途半端な起用、期待の谷口は結果を残せず早々に二軍落ち、今まで守りの野球の要として支えてきた投手陣は崩壊寸前、最下位に沈む原因を挙げたら両手でも足りない。4度目のジンクス達成とは言わない、まずは「らしさ」を取り戻し、少しでも希望を持たせる戦いをして欲しい。

大谷くんがプロ初勝利を飾った今日をきっかけに、頼みます。

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キャンプインを目の前にしたこの時期に糸井、八木と木佐貫、大引、赤田の2対3の交換トレードが発表された。我がファーターズは過去主力選手をバンバン放出し血の入れ替えを断行してきた歴史がある(?)チームなので「またやってくれたッ!」といった感想をもったファンも少なくないと思うが、さすがに驚いた。

糸井を含む大型トレード

そもそも今回の話は、ファイターズが積極的に動いた訳ではなく予てから走行守3拍子揃った外野手の獲得を目論んでいたバファローズサイドから持ちかけられた話のようで、山田GM曰く「欲しいポジションの選手の獲得が先決。糸井を出さないと(大引を)獲れなかった」と決断に踏み切った経緯を説明している。

確かに賢介が抜けたうえに昨年オフに金子と小谷野が手術し不安が残る内野手と右の柱となる先発投手の補強が必要だったのは理解できるけど、何も糸井を放出してまで…。やはり未だ更改していない契約交渉の席で他球団への移籍をチラつかせ今季終了後にポスティング制度を利用しメジャー挑戦の意思を球団に伝えたことが明らかに影響してしまったようだ。

来季失う可能性のある戦力の穴埋めを今から着手するという戦略か。ポジティブに考えれば中田、陽、糸井と入り込む余地がない外野の一角に空きが出ることで競争が激化し将来的に全体の底上げに繋がる。杉谷、鵜久森、佐藤、赤田、それに大谷くんなどの候補が揃うも個人的には糸井に近づける潜在能力を持った3年目の谷口を我慢し使い続けて欲しいと思う。

同一リーグで対戦する相手として頭が痛い存在になるけど、「頑張れ、糸井!」(もちろん八木も)。 ところで、希望しているポスティングを容認してくれるのかな? 、あちらのチームは。

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花巻東高の大谷が入団することを正式に表明した。メジャー挑戦の固い気持ちを「エース兼4番」での二刀流による育成方針や球団側の将来性を加味した提案から翻意。紆余曲折がありながら最速160キロ&高校通算56本塁打のスーパールーキーがようやくファイターズのユニホームに袖を通すことになった。

大谷、晴れて入団を表明

以前ドラフト指名前に書いたように入団の可能性は充分あると思っていた。関係者でもないのに回りには「大丈夫、いけるって!」と全くもって根拠が乏しい自信を見せていたけど、内心は気になって気になって毎日スポーツ新聞各紙の報じる見解や動向をチェックし右往左往していただけに感慨も一塩だ。

大谷の決断に対し、「日本の球団に入ってホッとしている」、「こういう前例ができるのは大きい」と各球団概ね歓迎する一方で心変わりした様を星野監督だけ批判した。メジャー志望を受け指名を断念した悔しさは理解出来るも、『これがブレずに邁進したファイターズのフロントの力ですよ!』と言ってあげたい。

初めて将来メジャーありきで入団してくる選手。早くも“1軍帯同”・“即戦力”などといった景気の良い活字が並んでいるけど、誰もが否定しようがない実績を早い時期から残すことを望む。『中田、佑くんに続き公式戦でデビューする姿をまたまた生で観戦したるぞッ!』、鼻息も荒く今から心が躍ってならない。

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いよいよ明日2012年のドラフト会議が開催される。シーズンの試合同様楽しみなイベントで、指名されるはずもないのにパンチョ伊藤が読み上げていた子供の頃から意味もなく緊張することを常とし、各媒体で様々な事前情報を見る度に興奮し、「あーでもないこーでもない」と独りでシミュレーションを重ねている。

大谷そんな中 今年の目玉選手の一人花巻東高の大谷が早々にメジャー行きを希望している旨を発表しどこか拍子抜けしていたけれど、なんと我がファイターズが「毎年一番力のある選手を指名する!」という強い意志を貫き、予定通り果敢にも1位で指名する方針を公表した。

1年時から注目し甲子園、地方大会だけでなく18U世界選手権では山田GM自ら渡韓して状態をチェックし動向も調査してきた程の逸材だけにそう簡単に諦められない。2年連続で1位指名を棒に振る結果になりかねなく何とも複雑な心境ながら「腹を括ってやってみればエエ!」という思いもあったりする。

悩んだ末に表明した大谷の心を動かすことは容易ではないだろう。ただ、両親が国内でプレーすることを希望しているというニュースがあるし栗山監督が佐々木監督と親交があると言うし、例えばFA取得の有無に拘わらず6年後の24歳の若さでポスティングで挑戦できる保証を付ける等、メジャー行きへ理解を示すファイターズならではの説得が功を奏さないとも限らない。

これが引き金となって他球団も追随する可能性も出てくるかもしれないけど、「指名権を獲得した折には昨年の誰かさんのように席に着かないまま断るような無礼な態度は取らず、じっくりと話を聞いておくれじゃないかい、ねっ大谷くん!」。

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先日 屋根が掛かる西武ドームに初めて足を運んだ。以前行ったのがまだ肌にハリがある頃なので かれこれ20年は経つだろうか。カードはもちろん今回もファイターズ戦、前日の逆転負けを取り返すべく応援するも結局再度苦杯を喫してしまったが、3戦目の快勝で何とか今日まで首位の座を死守している。

カギを握る吉川ついに長いペナントレースも最終局面を向かえ、ファイターズの残り試合も1桁のラスト「9ゲーム」。2位ライオンズとの差は僅か1.5ゲームと予断を許さず、敗戦した日にゃその都度悶絶した挙句軽く寝込んでしまう程これから毎試合重いストレスが覆い被さるのが必至な状況である。

相性の良いマリーンズ戦が最多の4試合(13勝5敗2分)あるけど、ライオンズ戦が2試合(8勝12敗2分)、ホークス戦が同じく2試合(9勝11敗2分)、イーグルス戦が1試合(10勝11敗2分)といずれも負け越している。ただ、9試合中6試合がホーム「札幌ドーム」であることが救い。ファンの声援がチームを後押しするはずで、必ずや良いカタチでのり切ってくれると信じて疑わない。

個人的にカギを握るのは現在13勝5敗、防御率1.80とチームNo.1の活躍を見せている吉川だと思っている。ローテから考えてあと2試合は登板するはずで、2つ勝ち区切りの15勝に達した時には勢いがつき 一歩明るいゴールに近づけるような気がする。3試合多くゲームを残すライオンズを逆に不利な立場に追い込めるか?ついにハラハラドキドキの2週間が始まった。

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首位をキープし続ける奮闘ぶりに暫く細い目をより細めていたけれど、ここにきて2試合連続サヨナラ負けを含む4連敗でその座を譲り一歩後退…。そんな状況下で糸井が左脇腹を痛め、更には賢介が左腕を骨折するなど主力が相次いで離脱する緊急事態の中で栗山監督は入団2年目の西川を抜擢した。

期待の西川昨年は右肩故障の影響もありDHに専念しながらもコンスタントに結果を残しファーム日本選手権で優秀選手賞を受賞。今年はオープン戦からの好調を買われ開幕1軍の切符を手にしていた。走攻守揃う強肩と柔らかいバットコントロールが武器の今一番の注目株なのである。

智弁和歌山高校時代は1年からレギュラーを獲得。春1度、夏2度、甲子園に出場し広角なバッティングで安打を重ねると共に通算13本塁打をマークしている。2年時の夏の大会でボクの地元札幌第一高戦で適時二塁打を放つなど12打数4安打と活躍する姿を観たのを機にそこからチェックしていた選手で、ドラフト2位で交渉権を獲得した時には軽く小躍りしたものだ。

西川には賢介のような柔軟さと高校時代から憧れ背番号「26」を引き継いだ糸井に一歩でも近づけるようなパワーを身に付けるよう頑張って欲しい。若手に関しては同期の谷口(名電)、1年目の松本(帝京)らの高卒組の評価も高く、鵜久森や市川など中堅と言える選手たちもウカウカしていられない良い状態だ。

それにしても、西川が我が娘とタメとは…。喜ぶ一方で、選手の若返りが自分の子供の世代に移り始めていることにハタと気がつき、多少のショックを受ける今日この頃である。

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ここまでパ・リーグの2位につけ大健闘と言っても過言ではない成績を残しているファイターズ。ダルビッシュが抜けた穴を特段補強もぜず現有戦力でしゃにむに埋めている状況にあるが、中でも目を見張る活躍をしているのがマー君のハズレ1位で入団し今年で6年目を向かえる左の大器「吉川」の存在である。

栗山監督入団1年目の5月から早くも一軍に昇格し一時は先発ローテーションの一角に定着。制球に課題を残しながらも初完投を完封勝利で飾るなどで4勝を挙げ、日本シリーズでも高卒新人としては稲尾・堀内・石井一久以来の先発登板を果たすなど、期待以上の活躍を見せた。

しかし、2年目以降課題である制球難が克服できず、ここ3年間は未勝利に。本人も首を覚悟していた最中に就任した栗山監督から「お前がヒットを打たれようが、四球を出そうが俺には関係ない。お前が納得のいくボールを投げていればそれで良いんだ!」と激励され覚醒に繋がったというエピソードがある。

将来を見据え、結果が残せない中田を4番から外さず起用し続けたり、佑くんに責任と自信を付けさせるために最後まで投げさせり、“打順は日替わり投手は分業制”が当たり前の現代野球において逆行している感があるけど、ボクの子供の頃はこんなシンプルな采配で選手を育てる監督が多かったように思う。

稲葉、賢介らの主力が口を揃えて「とにかく熱い方」と語るようにチームにその情熱が確実且つ充分に浸透している。極端に現役生活が短く終わるも その後名監督になった西本幸雄や上田利治の姿がぼんやり重なるのは気のせいだろうか?栗山英樹―、こりゃ意外にその器を備えている指揮官かもしれない。

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ポスティングシステムを利用しMLB移籍を目指しているダルビッシュの交渉権を手に入れたのは、以前から過熱する報道合戦の中で名前が上がっていたア・リーグ西地区に所属するテキサス レンジャースだった。入札額は5170万ドル(日本円で約40億3260万円)と制度導入後の最高額と推測されている。

ダル、またメジャーに前進ファイターズサイドも金額には納得しているようで入札を受諾、今後はダルビッシュとレンジャースとの間で30日間の直接独占交渉が始まる。順調に契約が成立すれば建山と上原のチームメイトに。先に先輩投手が2人在籍している環境は、本人も相当心強いに違いない。

今季、5人が13勝以上を挙げた先発陣もオフにエースのウィルソンがエンゼルスに移籍。ダルビッシュには16勝をマークしたその左腕の穴を埋める役割も期待されている。また、ハミルトン、A・ベルトレらを擁する屈指の破壊力を誇る打線の援護で、早くも「20勝は固い!」などというファンの声も聞こえてくる。

ただ、入札金はファイターズに入るものであり、ダルビッシュ側はメジャーでも「超一流」の相場といえる年俸2000万ドル(約15億6000万円)を強く希望。一方レ軍は800万ドル(約6億2400万円)から交渉を進める構えだそうで、それが事実であれば両者の隔たりは大きく、難航を極める可能性が非常に高い。

時間をかけ ようやく気持ちの整理が出来ただけに、もしファイターズに残留する結果になった日にゃ それはそれでちょいと複雑だ。メジャーの並み居る強打者をバッタバッタと爽快までに打ち取る雄姿を見られるよう 今はじっと成り行きを見守ろう。

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ドラフト会議後に一度交渉の席に着き、その動向に注目が集まっていた菅野が結局1年間浪人し、江川・元木と悪しき前例をつくった先輩に習いジャイアンツへの入団を目指す結論を下した。事実ならば非常に残念な対応だが、何でもファイターズ側には東海大の横井監督を通じて断りの連絡を入れたと云う。

菅野、思いを貫くこれを受けてファイターズの山田GMは、入団拒否の表明を受けても尚、「本人とは直接何も話しておりません。まだ球団に対する正式の回答ではないと受け止めています」と当然とも言えるコメント。交渉期限となる来年3月末まで粘り強く交渉を続けて行く方針を打ち出した。

現在 中大野球部を率い、江川が1年間の浪人生活を経て「空白の1日」という掟破りなカタチで入団した際の投手コーチであった高橋 善正氏が以前「キャンプで最初に見た時、これがあの怪物江川か?と思った。ボールが来ない、球威もなけりゃ、キレもない。1年間のブランクは、これ程までに選手を退化させてしまうのか、と愕然とした」と語っていたのを思い出す。

先述のように、公式戦はもちろん対外試合もできない実戦から離れる1年間のブランクは、想像以上に大きいはずだ。最終的に本人が決めたのだろうが、ファイターズに入団しないよりも自ら才能を潰すことに繋がる方を選んでしまったことにガッカリである。裏で「来年も必ず1位で行くから」的な約束が仮に交わされていたとしても、1年先どう転ぶか解ったもんじゃない。

来季のドラフト時に叔父の原監督が解任騒ぎの渦中にいたら…、実力の維持次第では…。どうせ回避するならノンプロの道に進んで欲しかった。あまりにもリスキーな選択である。

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ファイターズが相思相愛のジャイアンツから単独1位指名されると見られていた大学球界最速157キロを誇る東海大・菅野投手を果敢に指名し交渉権を獲得した。が、早くも再び意中のジャイアンツ入りを目指し日本生命に進み2年後のドラフトに再挑戦するという報道もあり、相当厳しい状況が待ち受けている。

菅野の交渉権獲得「空気を読め!」、「菅野が可愛そうだ!」などといった意見を結構目にするが、「何を言っている、おとといきやがれ!」である。第一に、なぜ菅野がジャイアンツに行く事が決まっているか?そもそもドラフト会議とは公平に獲りたい選手を指名する権利を有する場のはずだ。

ダルビッシュが今オフにメジャー移籍の可能性があるため右の即戦力投手の補強に踏み切ったに過ぎす、妨害目的に貴重な1位枠を捨てるようなことをするはずがない。菅野も、どの球団でも良いと公言し最下位のマリーンズの交渉権獲得に涙した藤岡のような器のでかい気持ちを少しでも持ってくれれば…。

別に本人の自由だし断っても構わないが、「羅針盤が常に北を指し示すように、希望する道を歩んでもらいたいと思います」と暗にジャイアンツ入団の意思を貫けとばかりに発した清武くんのような大人の意見に惑わされず、誠意と感謝を忘れず幾度となく納得するまで交渉の席に着いて欲しい。なかなかどーしてファイターズも負けず劣らず良いチームですぞ、菅野くん。

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